成蹊大学文化会手帖

文化会のあれこれ

<成蹊メディアクラブ> メディアクラブの「これまで」と「これから」

 昨年度の欅祭(文化祭)で最優秀賞である学長賞を受賞し、ますます勢いに乗る新進気鋭のサークル、「成蹊メディアクラブ」。フリーペーパーの"momo"で学内での知名度を密かに上昇させつつある当団体であるが、一体彼らの目的は何であるのか? 雑誌を作ったりカフェを運営したりと自由に活動しているが、その実体はどんなものか? そもそもこのサークルはなぜ出来たのか? そこのところを前リーダーの二人に伺った。

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先日ご紹介した「ミッカボーズコーヒー」の店主を務めた成蹊メディアクラブ前代表の三浦さん(向かって右)と前副代表の小川さん(向かって左)。

 

 

佐藤: 今日はよろしくお願いします!

三浦・小川(敬称略): よろしくお願いします!

 

目的:「変な奴を集めたい」

佐藤: メディアクラブ結成当初の、最初の目的というのはどういったものでしたか?

 

小川: まあ、ざっくり言うと、「変な奴を集めたい」

 

三浦: うーん(笑) 面白い人を見つけるって感じだよね

 

小川: とある学生に出会った時に、彼にはこだわりのある趣味があるんだけれど、そしてその趣味のことをやっているとある部活に入ったんだけど、どうもそこには馴染めないという話を聞いたんだよね

そのとき、たぶん大学にはこういう人いっぱいいるなって思って

 

佐藤: 「こういう人」というのは、何かをやりたいという主体性があるんだけど、既存の部活の中では羽を伸ばせないような人ですか?

 

小川: そうです。そんな人たちを、分野に限りなく集めたら色々なことができる。

それって良い意味で気持ち悪い、すごいサークルになる (笑)

 

三浦: まあまあまあ(笑)

 

小川: そういう人が集まって来れそうな、他分野な色々なことができるサークルないかなってことでまあ、名前もふわっとした、メディアクラブって名前になりましたね

 

三浦: 学校側にもメリットがあるし、学生側にもメリットがあるし、 俺らにもメリットがある

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 「ミッカボーズコーヒー」出入り口

 

活動内容: 「ふわっとして」いて、「やれることには幅がある」

佐藤: そして、最終的に、フリーペーパーの作成に落ち着いた…ということでしょうか?

 

三浦: 今、それぞれが思ってる「クラブをどうしたい」というのが違う

今迄は、「まずは規模を大きくしよう」という点で団結していたのだけれど、最近は、規模がそれなりに大きくなってきて、また、それぞれの意思が出てきた

 

小川: なんか、メディアクラブってふわっとしてるじゃないですか

出来立てなので慣行とかは特に無くて固まっていないので、やれることには結構幅があって

もともとメディアクラブを作った時に、冊子、momoができた理由っていうのは、冊子が作りたくてクラブが出来たのではなくて、サークルが出来て、知名度を上げたいから、冊子を作ったというのが経緯でしたね

それで、幾つか作っていたんですけど…下の代(現在の代)では結構その冊子作りがサークルのメインになっているっぽい(笑)

まあ、僕らとしては冊子はあくまで広報目的でした

 

三浦: 人が集まってきたら、もっと色々なことがやりたい というのが本来の目的なので

 

佐藤: そういった目的を再度示す意味でも、最後にカフェの運営を行おうと?

 

小川: そうですね まあ、最終的には後輩たちのやりたいことをやって欲しいんですが…あんまり先輩がうるさくなってもね(笑)

 

サークルの展望:「やってみたい」をまず第一に

佐藤: 今後の展望について話していただいてもよろしいでしょうか?

 

小川: この企画もそうなんですけど、雑談の中でぽろっと「やってみたい」って出てきたことが 実際に形になっていくっていう

 

三浦: うんうんうんうん (深く頷く)

 

小川: やっぱり「深く考える」よりかは「やってみたい」をまず第一に。

「やってみたい」から「深く考える」ということを重視しています

深く考えて動けないよりは、どちらかと言えば衝動的に動きたいと思っています

で、これが意外となんでもできる! (笑) こういっちゃあれですけどね

 

三浦: でも本当はそれが一番ね、大変なんだよね 誰でも考えつくことを現実に実行するまでが一番大変

 

小川: でもまあ、調べたり、手伝ってもらったりしたら、たいていのことは、実はいいクオリティで、できなくはない

 

三浦: そういう時代になってるよね。だから、メディアクラブはね、いろいろな人の手を借りて、なりたっているね。

 

佐藤:ありがとうございました!

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(文責: 佐藤)