成蹊大学文化会手帖

文化会のあれこれ

<管弦楽団> Summer Concert 2016

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〈この記事のポイント〉

  • 無料で楽しめる
  • バラエティに富んだ曲の数々
  • ハーモニーもソロも管弦楽の魅力を堪能できる

 

管弦楽団のSummer concert 2016に行ってきました。

 

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場所は西武線小平駅南口より徒歩約3分、ルネこだいら。大ホールということもあって広々としていて、繊細な音が伝わります。

受付でパンフレットをいただきます。本当に丁寧で内容が濃い。お客様への感謝の現れなのでしょうか。曲の解説がとても細かく、聴きどころを確認できます。配置表も入れてあります。お知り合いを探したり、素晴らしい演奏者さんの確認にぜひ。

 

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いよいよスタート。場内に良い緊張感が生まれます。

 

〈W.A.モーツァルト 「魔笛」序曲〉

弦楽器の音の細かい変化が難しいところですが、音のつながりも切れずなんなくクリア。 “魔笛”だけあって活かされるフルートも心地よく響きます。幸先の良い演奏会のスタートに1曲目からブラボーがとびました。

 

〈L.ドリーブ バレエ「コッペリア」より〉

前奏曲マズルカ

スワニルダのワルツ

チャルダッシュ

情景と人形のワルツ

スラブの主題による変奏曲

 

全22曲から抜粋された、曲のカラーが全く違う5曲の演奏。バレエ音楽らしい軽快なリズムに乗る人が続出したかと思えば壮大さに舌を巻かされたり。バラエティに富んでいてクラシック初心者も聞き飽きません。パンフレットにありますあらすじを読んでおくとより楽しめるかも。

 

ここで20分間の休憩。

 

〈A.ドヴォルジャーク 交響曲第8番 ト長調 作品88〉

第1楽章 Allegro con brio

第2楽章 Adagio

第3楽章 Allegretto grazioso

第4楽章 Findle, Allegro, ma non troppo

 

第1楽章は冒険に出発するような荘厳な雰囲気から始まります。余韻のあと少し間をあけて第2楽章。パートごとのソロが雰囲気を大きく変える役割を担っています。コンサートミストレスのソロはさすがの一言です。メロディの波が美しい第3楽章から間隔をあけずトランペットが流れをガラッと変え、第4章。ラストにはエネルギッシュな場面とスピードアップとダウンとを繰り返してしめます。盛大な拍手が送られました。

 

筆者より

全体の感想とするとどうしても、pとfがどうのとか音楽的に細かくなってしまうのですが、シンプルに、音楽って楽しいと思った演奏会でした。クラシックに詳しい方もそうでない方も、ぜひ一度足を運んでみてください。

 

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文責・写真:渡辺みやび<文化会本部>