成蹊大学文化会手帖

文化会のあれこれ

<管弦楽団> 第46回 定期演奏会

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<この記事のポイント>

  • 本格的な演奏が無料
  • 音楽に対して全くの初心者でも楽しめる選曲・パンフレットの解説
  • 煌く旋律に酔いしれること間違いなし

管弦楽団定期演奏会に行ってきました

場所は吉祥寺駅の1つとなりの荻窪駅から徒歩5分ほどにある杉並公会堂大ホール。大ホールの収容人数は約1200人とかなり大きい会場でした。
外のイルミネーションもとても素敵でした。

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今回写真は演奏前後の撮影のみのため演奏中のものはございません。ご了承ください。

クリスマスが終わり年末の大掃除などお正月に向けての準備がすすむ年明け間近の12月27日、最初は学生の演奏会にそんなに人が来るものかと疑問に思っていましたが、会場についてみると開場時間の15分前から長蛇の列が出来ていてびっくり!

期待に胸をふくらませ、いざホールの中へ

ホールの席は1階、2階ともにあっという間に満員状態。
配布されたパンフレットを見ながら開演を待ちました。パンフレットにはメンバー紹介はもちろん、詳細な楽曲解説は読んでいて飽きませんでした。

開始のチャイムが鳴り開演。黒を基調とした衣装でビシッと決めた楽団員の皆様が登場。
始まるチューニング。いよいよ始まるのだと息をのむ。始まる前まで眠そうにしていた音楽経験の全くない本部局員も興味深々になっていました。
そして1曲目から一気に引き込まれることに….

<第1曲目:喜歌劇「コウモリ」序曲/J.シュトラウス2世>
よく耳にする有名曲。曲の舞台は大晦日ということもありこの時期にぴったり。
とても迫力のある演奏でした。途中のウィンナワルツのところはパンフレットにもあった通り舞踏会で人々が愉快に踊る姿が目に浮かんだ。とても楽しい演奏についつい体もリズムを刻んでしまった。

<第2曲目:バレエ組曲眠れる森の美女」/P.チャイコフスキー
1曲目に続いてこちらも有名曲。あえて順番に演奏せず、5曲をセレクトしさらにランダムに演奏するという斬新さ。パンフレットをみながら演奏に聞き入った。次々変わる曲にここは魔女が呪いをかけているシーンだなとかここは妖精が飛んでいるシーンだとか色々な想像が浮かんできました。まるで眠りの森の美女の世界に入ったような気分。ハープの美しい音色、ヴァイオリンと管楽器のハーモニー。演奏も繊細でありとても壮大でした。

<第3曲目:交響曲第4番 ヘ短調 Op.3 6/P.チャイコフスキー
20分の休憩を挟んで約45分にも及ぶ大作。短調というと暗いイメージがありますが最初に鳴り響くホルンとファゴットのファンファーレにそんなイメージは吹き飛びました。会場いっぱいに響いたファンファーレのあとは弦楽器と管楽器が複雑に混ざり合っていて素晴らしいものでした。第三楽章では前までの楽章とは違い少し明るい印象になりピッチィカートでの演奏はきいていて楽しい気分に。疾走感溢れる演奏。次々と変わる演奏、表情…クライマックスは本当に豪快で最後まですごく楽しめました。この曲は作者チャイコフスキーが特別な人に捧げた曲なんだとか。これを贈られた夫人はとても幸せだと思いました。


筆者より・・・
休憩を含め2時間ほどの演奏会。2時間はかなり長いと思っていたが1曲が終わるたびにもう終わってしまったのかと感じ全てが終わるころには本当にあっという間の2時間ですごく満足感を得られました。『演奏会』というとどうしても固いイメージがあったが、今回の演奏会が始まった途端にそんなイメージもふっとんだとか!クラシックを全くわからない人でもパンフレットの説明もあるのでかなり楽しめる内容であったと思います。
2月には他の学校と合同で木管コンサート、6月にも演奏会があるということでそちらも楽しみです。
今度はどんな曲でどんな表情をみせてくれるのでしょうか…!!

(文責:深谷)

 

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